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【和訳・解説】Cast No Shadow - Oasis | (What's The Story) Morning Glory ?

更新日:1月31日



(What's The Story) Morning Glory ?からトラック8を解説していきます。Oasisファンであれば、この曲が一番好きだと言う人が一定数いるんじゃないかなと思うほど、私の中でもOasisの名曲中の名曲です。


タイトルは「影はできない」という意味です。

          ※geniusを参考しています。


→Oasisの和訳はこちらから。



[Verse 1]


Here's a thought for every man who tries to understand

これは人間誰しも当てはまること


What is in his hands (What's in his hands)

何を自分は手にしたか気にかけてる人たちには(何を一体手にしたのかを)


He walks along the open road of love and life

みんな愛と命が導ゆく道を進んでいく


Survivin' if he can (Surviving if he can)

毎日をなんとか生き延びながら(なんとか生きていくんだ)



(解説)

Richard Ashcroft
Richard Ashcroft

Cast No Shadowという曲は、Oasisとほぼ同時期に活躍したThe VerveというバンドのボーカルであるRichard Ashcroftに向けて作られたことでよく知られています。彼が当時深く悩んでいた心境を、彼だけでなくあらゆる人間に当てはめた形で、常に正しいことを言わないといけないとか、過去から逃れたいとか、についてもがく人々に対しての言及がここでされています。



[Pre-Chorus] ※


Bound with all the weight of all the words he tried to say

伝えようとした言葉の重みをすべて抱え込んで


Chained to all the places that he never wished to stay

自分がいたくもない場所に鎖を繋げられてる


Bound with all the weight of all the words he tried to say

伝えようとした言葉の重みをすべて抱え込んだあいつは


As he faced the sun he cast no shadow (Hi-ha)

太陽に照らされても影はできないんだ



(解説)

・「言葉の重みを背負う」という歌詞についてですが、この歌詞の背景としてNoelがRichardに対して、自分とは違って意味を持った重要性のある歌詞を書くソングライターであると認識しているということがあります。したがって曲全体に何かの目的を持たせようとするRichardには、Noelよりも重い負担がかかっているということをここでは表していると考えます。


また、Noelはインタビューにおいて、「Richardは自分の周りで起こることに幸せを感じておらず、頑張りすぎている」と発言しており、Richardの勤勉さがここでも伺えます。


のちのインタビューでは、Noel自らのソングライターとしての能力を比較していて、「俺はMorrisseyでもBob DylanでもBrett Andersonでもないんだ」と述べています。


・「いたくもない場所に鎖を繋げられ」という歌詞については、Richardの視点に立ってみれば、「いたくもない場所」というのはThe Verveであろうということが推測されます。実際に彼はCast No Shadowを聴いて、3週間の間バンドを離れたという過去があります。




[Chorus]


As they took his soul they stole his pride (Pride)

あいつは魂と一緒にプライドも盗まれたんだ


As they took his soul they stole his pride (Pride)

あいつは魂と一緒にプライドも取られちまったのさ


As they took his soul they stole his pride (Pride)

魂と一緒にプライドも盗まれたんだ


As he faced the sun he cast no shadow

太陽に照らされたってあいつに影はできないんだよ



[Interlude]


(Hi-ha, hi-ha, hi-ha)



[Verse 2]


Here's a thought for every man who tries to understand

これは人間誰しも当てはまること


What is in his hands (What's in his hands)

何を自分は手にしたか気にかけてる人たちには(何を一体手にしたのかを)


He walks along the open road of love and life

みんな愛と命が導ゆく道を進んでいく


Survivin' if he can (But only if he can)

毎日をなんとか生き延びながら(でもみんな次第なんだ)



[Pre-Chorus] ※繰り返し



[Chorus]


As they took his soul they stole his pride (Pride)

あいつは魂と一緒にプライドも盗まれたんだ


As they took his soul they stole his pride (Pride)

あいつは魂と一緒にプライドも取られちまったのさ


As they took his soul they stole his pride (Pride)

魂と一緒にプライドも盗まれたんだ


As they took his soul they stole his pride (Pride)

自分の魂と一緒にプライドも盗まれたのさ


As he faced the sun he cast no shadow

太陽に照らされたってあいつに影はできないんだ


As he faced the sun he cast no shadow (Hi-ha)

太陽に照らされてもあいつに影はできないんだ


As he faced the sun he cast no shadow (Hi-ha)

太陽に照らされたって影はできないんだ


As he faced the sun he cast no shadow

太陽に照らされても影はできないんだ



【おわりに】

いつも閲覧ありがとうございます!

曲だけじゃなくて歌詞の内容もものすごくかっこいいですよね、。さすが隠れた名曲として語り継がれるだけの素晴らしさがたくさん秘められています。

1996年にネブワースというところで行われたライブでこの曲が披露されていたのですが、そのバージョンの本曲がとてつもなく良いのでリンクを貼っておきます。是非聴いてみてください!!



→Oasisの和訳はこちらから。

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