【和訳・解説】Don't Look Back In Anger - Oasis | (What's The Story) Morning Glory ?
- meteo bloomin
- 2024年11月17日
- 読了時間: 5分

(What's The Story) Morning Glory ?からトラック4を解説していきます。
Wonderwallと同様、Oasisの超大ヒット曲の一つであり、サビの " So------ "のところで全員が大合唱できるほど世界的にも有名な一曲です。コードは簡単であるとはいえ、こんな名曲を作れるNoelの才能には感銘の念でいっぱいです。
タイトルは「怒りに任せて振り返らないで」という意味です。
※geniusを参考しています。
→Oasisの和訳はこちらから。
[Intro]
(解説)
イントロは、John LennonのImagineという曲からサンプリングされています。
[Verse 1]
Slip inside the eye of your mind
君の心にある瞳の奥へと吸い込まれていくんだ
Don't you know you might find
見つけたと思わないか
A better place to play?
俺たちが遊ぶにはもっと良い場所を
You said that you'd never been
君はそこへ行ったことがなかったよな
But all the things that you've seen
でもほら君の視界に映るもの全てが
Slowly fade away
ゆっくりと消え去っていくんだ
(解説)

Noelはこの曲の歌詞を書いている途中、自分が薬物の影響下にあったことを語っており、おそらくこの部分は薬物を使ったことで、トリップしたり幻覚を見ている状況を描写していると思われます。
[Pre-Chorus]
So I start a revolution from my bed
だから俺はベッドから新たに革命を起こすんだ
'Cause you said the brains I had went to my head
だって君は俺のことを自惚れてるなんて言うんだし
Step outside, summertime's in bloom
外へ出てみな、季節はすっかり夏みたいだ
Stand up beside the fireplace
暖炉のそばで立ち尽くしながら
Take that look from off your face
俺をそんな目で見ないでくれよ
You ain't ever gonna burn my heart out
でもそんなんじゃ俺の気持ちを断ち切れやしないよ
(解説)

上2行の歌詞が、John Lennonの言葉からの引用だという事実はかなり有名だと思います。" Revolution from my bed "というのは、1969年にベトナム戦争に対する反戦運動として、John Lennonとその妻オノ・ヨーコが行った「ベッドイン」を指しています。彼らは2週間にわたって、必死に平和を訴えていました。
[Chorus]
And so, Sally can wait
サリーは待っててくれるんだ
She knows it's too late as we're walkin' on by
もう俺たちが手を取り合っていくには手遅れだってわかっていても
Her soul slides away
君が遠くへと離れていく
But "Don't look back in anger," I heard you say
でも「私たちの思い出を責めるのはやめて」君がそう言うのが聞こえたよ
(解説)
" so, Sally can wait "という歌詞はもともと別の歌詞でNoelが歌っていたらしく、あまり納得がいかず、もっと良い歌詞がないのかどうかでもがいていたそうです。
そこで、あるサウンドチェックの際に、Liamが「この歌詞はどう?」とNoelに提案したことでこの歌詞が生まれたとインタビューで語られています。
[Verse 2]
Take me to the place where you go
君の歩んでいく場所へ俺を連れて行ってくれよ
Where nobody knows
俺たちしか知らないところへさ
If it's night or day
夜でも昼でも構わないんだ
Please don't put your life in the hands
決して君の人生を委ねるんじゃないよ
Of a rock 'n' roll band
他のロックンロールバンドの連中にはな
Who'll throw it all away
だってあいつらは何でも手放していくんだからさ
[Pre-Chorus]
I'm gonna start a revolution from my bed
俺はベッドから新たに革命を起こすんだ
'Cause you said the brains I had went to my head
だって君は俺のことを自惚れてるなんて言うんだし
Step outside, 'cause summertime's in bloom
外へ出てみなよ、だって季節はすっかり夏みたいだからさ
Stand up beside the fireplace
暖炉のそばで立ち尽くしながら
Take that look from off your face
俺をそんな目で見ないでくれよ
'Cause you ain't ever gonna burn my heart out
だってそんなんじゃ俺の気持ちを断ち切れやしないからさ
[Chorus]
And so, Sally can wait
サリーは待っててくれるんだ
She knows it's too late as she's walking on by
もう俺たちが手を取り合っていくには手遅れだってわかっていても
My soul slides away
俺の気持ちが離れていくんだ
But "Don't look back in anger," I heard you say
でも「私たちの思い出を責めるのはやめて」君がそう言うのが聞こえたよ
(解説)

ここの解釈として私はこう考えます。
サリーは自分から別れを切り出したにも関わらず、いざ離れ離れになってみるとだんだん寂しさや恋しさが溢れてくるようになった一方で、男の方はもう新たな門出を切っているという状況になったんだと思います。サリーは相手がもう私の元に戻ってくることはない、もう手遅れだってわかっていても、彼のことを待ち続けることになっているこの自分勝手な私だけど、過去の楽しかった私たちの思い出のことだけは決して否定しないで欲しいという彼女の願いが込められているのかなと感じました。
[Guitar Solo]
[Chorus]
So, Sally can wait
サリーは待っててくれるんだ
She knows it's too late as we're walking on by
もう俺たちが手を取り合っていくには手遅れだってわかっていても
Her soul slides away
君が遠くへと離れていく
But "Don't look back in anger," I heard you say
でも「私たちの思い出を責めるのはやめて」君がそう言うのが聞こえたよ
So, Sally can wait
サリーは待っててくれるんだ
She knows it's too late as she's walking on by
もう俺たちが手を取り合っていくには手遅れだってわかっていても
My soul slides away
俺の気持ちが離れていくんだ
But "Don't look back in anger
でも「私たちの思い出を責めるのはやめて」
Don't look back in anger"
「私たちの思い出だけは責めないで」
I heard you say
君がそう言うのが聞こえたよ
【おわりに】
いつも閲覧ありがとうございます!
2009年のフジロックではOasisがヘッドライナーとして来日し、そこで披露されたDon't Look Back In Angerは、観客全員が大熱唱し、Noelも日本のファンに感動し、また感謝しているかのような表情だったのが印象的です。再結成ライブでも必ずセトリには入ってくると思うので、ぜひ期待しましょう!
→Oasisの和訳はこちらから。
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