【和訳・解説】JUPiTER - Coldplay | Moon Music
- meteo bloomin
- 2024年11月14日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年11月15日

Moon Musicからトラック4を解説していきます。
常に美しいサウンドがバックで流れていて、とても聞き心地の良い一曲となっています。
タイトルは「木星」という意味です。
※geniusを参考しています。
→Coldplayの和訳はこちらから。
[Verse 1]
Jupiter, named for a planet, wasn't free to be
ジュピター、それは惑星にちなんで名付けられ、決して自由にはなれなかった
To be exactly who she ought to be
あるべき姿を決められてたってわけさ
She saw in colours others couldn't see
その子にしか感じれない刺激もたくさんあるんだけど
Jupiter, named for a planet, would pretend to be
ジュピター、それは惑星にちなんで名付けられ、本当の自分を隠してたんだ
Somebody way less extraordinary
まるで行く宛もなく彷徨う誰かのように
"Sometimes I wonder what is wrong with me"
「ときどき私のどこがおかしいか気になるの」
(解説)
・木星というのは、神の名で作られたという神話的な話からも推測すると、かなり自由を制限されていたのだろうなと考えます。本曲では、ジュピターという女の子が題材となっていて、彼女の自由も上記のことを比喩的に受け取って、かなり自由の制限された女の子だったのだろうということが把握できます。

・3行目の部分については、" synesthesia(共感覚) " についての言及だと解されます。共感覚というのは、ある一つの刺激を感じるとそれに付随して異なる種類の感覚も自動的に生じてくるという現象のことを指します。
[Pre-Chorus]
"Am I bad? Am I wrong? Am I weird in the head?
「私はダメなのかな?間違ってるのかな?頭の中がおかしくなってるのかな?
The only one awake, and everyone's in bed"
自分だけ目が覚めて、みんなは眠ってるの」
Still she followed the river where the river led
まだその子は川の流れに身を任せてる
Right up to heaven where the billboard read
そして看板の導く天国へと駆け上がってるのさ
[Chorus] ※
"I love who I love (I love who I love)
「自分が愛する人を愛すんだ(愛する人を愛そう)
Oh yeah, I love who I love (I love who I love)
そう、愛する人を愛すんだ(愛する人を愛そう)
I love who I love," the message from above
愛する人を愛すんだ」、天からのメッセージには
Is never give up, love who you love
諦めず、自分らしくいる自分を愛せって
(解説)

ここでは端的に自己受容というテーマについて歌われているなと感じられます。
またクリスのインタビューでは、この部分はLGBTQコミュニティの人たちに対する敬意を表していると述べられています。
自分の性的指向に関して、さまざまな抑圧や差別を乗り越えて、本当に自分が愛する人を愛したい、そう思う自分を尊重したいという彼らの気持ちを代弁してくれているように思えますよね。
[Verse 2]
Jupiter longed to be herself or die ジュピターは自分らしくいられなければ死を望んでたんだ
"I wanna burst into a butterfly"
「いっそ蝶の群れにでも飛び込みたいわ」
[Pre-Chorus]
"Am I bad? Am I wrong? Am I not okay?
「私はダメなのかな?間違ってるのかな?頭の中がおかしくなってるのかな?
Speaking only words that a girl can't say"
女の子とは思えないことばかり言ってるのよ」
Still she followed the rain to where the rainbow lay
まだその子は虹の架かる場所へ向けて雨を追いかけてるんだ
All of the angels singing "Come and say"
天使たちはみなこう謳う「さあここへ来て言おう」
[Chorus] ※繰り返し
[Bridge]
And it's a battle for your song
これは君が今まで信じてきたものへの挑戦なんだ
You had to hide away for so long
ずっと君は自分で見つけないようにしてたんだろう
When they say, "Yourself is wrong"
「君は君であるべきなんだ」ってみんなが伝えてくれたとき
(The orchestra of rainbows play)
(七色のオーケストラたちが音を奏で始めるんだ)
(解説)
2行目の歌詞に関しては、おそらくElectric Light OrchestraというアーティストのMr. Blue Skyという曲からのサンプリングだと考えられます。
[Chorus]
I love who I love (I love who I love)
自分が愛する人を愛すんだ(愛する人を愛そう)
Oh yeah, I love who I love (I love who I love)
そう、愛する人を愛すんだ(愛する人を愛そう)
I love who I love, I struggle with this stuff
自分らしくいる自分を愛すんだ、私はこのことにもがいてきたんだわ
Now all I wanna say
でもいま私が伝えたいのは
Is la-la-la-la-lay (La-la-la-la-lay)
La-la-la-la-lay (La-la-la-la-lay)
La-la-la-la-lay
Oh, I'm okay ('Kay, 'kay, 'kay)
もう私は大丈夫よ
Oh, I'm okay (He-hey, hey)
私は本当の自分を見つけられたのよ
[Post-Chorus]
Ngiyakuthanda ngenyaniso
私はあなたが大好きなの
Ngiyakuthanda ngenyaniso
私はあなたが大好きなの
Ngiyakuthanda ngenyaniso
私はあなたが大好きなの
Yam yonke sithandwa sami ngiyakuthanda ngenyaniso
私の愛、その全てをあなたに捧げるわ
Ngiyakuthanda ngenyaniso
私はあなたが大好きなの
Yam yonke sithandwa sami ngiyakuthanda ngenyaniso
私の愛、その全てをあなたに捧げるわ
(解説)
ズールー語の歌詞です。
[Outro]
…who you love (Love, love)
自分が愛する人を愛すんだ
Love (Love) who you love
愛する人を愛すんだ
Love (Love) who you love
自分らしくいる自分を愛そう
(Love, love)
(解説)
ここの箇所は、2024年の初めの頃にインターネット上に登場したColdplayのリーク曲からの一部抜粋という形で付けられています。
【おわりに】
いつも閲覧ありがとうございます! ジュピターという女の子が、最終的に本当の自分を見つけ出すというなかなか壮大なストーリーであり、感動的な歌詞だなと訳してるなかで私は個人的に思いました。
" I'm okay "というところがまずメロディーもいいし、歌詞の内容的にもいいし、音とマッチして泣けてきそうな勢いです、。
→Coldplayの和訳はこちらから。
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